2ヶ月間の育児休暇 〜事前準備と復帰まで〜

この記事は KINTOテクノロジーズ Advent Calendar 2025 の8日目の記事です🎅🎄
はじめに
こんにちは。ご覧いただきありがとうございます!
KINTO FACTORYにて、フロントエンド開発している中本です。
今回は、技術寄りのお話ではなく今年8月に、息子が誕生した際に取得した育児休暇について、現場レベルでの引き継ぎや復帰してからの感想など、紹介させていただきます。
上司への相談
今年の4月より、FACTORY開発グループ内のフロントエンドチームのチームリーダーにアサイン頂いたので、最初は長期間で休むことに少し抵抗も感じましたが、マネージャーへ相談した際には快く育児休暇の取得を後押し頂きました。
特に産まれてからの最初の数カ月は、奥さんも心身ともに大変な時期になると思うので、なるべくサポートしてあげてください、と前向きな言葉をかけて頂きました。
そこで、ひとまず2ヶ月ほどの育児休暇を申請し、1ヶ月経った頃に復帰できそうかどうかを判断させていただく、というやり方にさせて頂きました。
引き継ぎ事項
さて、日々の業務を引き継ぎしていくにあたり、普段やっているフロントエンド開発に加え、チームリーダーとして、
- 新規案件のアーキテクチャ確認・方向性決定・関係部署との連携
- 各メンバーとの 1-on-1
- 各メンバーと半期ごとの振り返りと評価
- 採用活動
などがありました。
一つずつ、どのようにしていったか深堀ります。
新規案件のアーキテクチャ確認・方向性決定・関係部署との連携
休暇取得が始まりそうな、8月後半〜にかけてのロードマップをPdMやマネージャーと日々確認したところ、そこまで大きな新規案件は無さそうで、現在進行中のものが大半でした。
そこで、今まで自分の方で担当していた案件は、極力 Confluence の方にもまとめることを始め、「誰とどのような話をしてここまで決まっている」や「自分の中でここまではやった」などを簡単にまとめるクセを付けておきました。

各メンバーとの 1-on-1
各メンバーと半期ごとの振り返りと評価
次に、マネジメントエリアです。
チームリーダーの1つのミッションとして、半期ごとに各メンバーの振り返りを確認し評価する必要があります。
その振り返り期間が、ちょうど休暇を取得する期間とモロ被りしそうだったので、あらかじめ4月の期が始まったタイミングから、各自に目標を設定してもらい振り返りをスムーズにできるようにしておきました。
実際には、各メンバーが決めた目標と1ヶ月ごとに「何を達成した、来月は何をする」をConfluence へ記入してもらい、1-on-1の話のネタにしておりました。
自分の方でも、気付いた部分・頑張ってくれた点は上記 Confluence へメモしておき、振り返りの際にフィードバックできるようにしておきました。
産まれるタイミングで休暇を取得する予定だったため、もし評価期間と被ってしまった場合は、上記 Confluence をそのままマネージャーへお渡しすれば、各メンバーの目標と成果をすぐ確認できると考えておりました。
採用活動
こちらは、基本的にマネージャーへ代わりをお願いさせて頂きました。
ただ、開発メンバーにも面接時から応募者の技術力やコミュニケーション力などを感じて欲しいので、面接に同行してもらい、現場レベルでのコミュニケーションやテックスキルなどを確認してもらいました。
おやすみ中
さて、そのように大体の引き継ぎ目処が経った8月24日、無事に元気な男の子が産まれました!

そこから3日間の特別休暇を頂き、役所関係や病院との往復を繰り返し、育児休暇開始前日に会社からの貸与品(PC、スマホ、社員証)などを返却しに1日だけ出社しました。
ここから約2ヶ月弱の間、業務からは一歩引いて、育児にフルコミットすることとします!
育児は大変
FACTORY開発グループには、現役の子育てパパがいっぱいいるので、色々なお話を産前から伺ってましたが、例にも漏れずやはり最初の1ヶ月は大変でした...
我が家は、妻と自分で半日ずつの交代制で育児と睡眠を分け、自分は朝起きてから夜寝るまでの育児を担当しました。妻が、そのほうが育児休暇明けも睡眠サイクルを崩さず復帰できるのでは?と言ってくれたので、基本的に日中は起きて・夜間に就寝できるようになりました。
ミルク・おむつ替え・あやす・沐浴など、やることが分単位でやってくるので、自分のことを考える余裕もなく、最初の1-2週間は業務のことは全く頭になかったかと思います (´ω`;)
でもサービスも気になる
休暇に入って、1ヶ月ほど経ったくらいで、マネージャーとお話しでき、案件の進捗状況やチームの状態など共有いただくことができました。1ヶ月間、外出も最低限で、他人とお話するのも久しぶりだったので、精神的にもすごく解放された感じがしました。
また、この頃からだいぶ育児にも慣れて来ており、息子も落ち着いて寝る時間が増えてきたので、ちょこちょこサービスの更新状況を見に行っていた記憶があります。
KINTO FACTORYは水曜日に新商品の発売開始や、新機能の提供が始まるので、水曜日はサイトに訪れ「今月は何がでたかな?」と確認していました。
帰還
そしてこの度、65日間の育児休暇を終え11月より現場に復帰しました。
グループのメンバーなどにも大きな変化はなく、進行中だった案件が後ろ倒しになっていたりと、思っていたより休暇に入る前からそこまで大幅な変化もなく、すんなりと復帰することができた印象です。
ただ、いきなり妻が日中帯でのワンオペ育児となるので、なるべく負荷を低減してもらうために、できるだけ朝早い時間に出社し夕方もなるべく早く帰宅するように心がけています。
このあたりも、フルフレックス制度によりMTGの調整やチーム内での合意を取れれば、自由に稼働時間を調整することが可能となっております。
さいごに
最初の2ヶ月間育児に専念することで、息子が初めて見せた笑顔だったり、あーうーと唸りだしたりと、日に日に成長する姿を間近に見ることができ、この時期に育児に関わることで貴重な体験をすることができたと思います。
このような体験ができたのも、育児休暇を取得するにあたって、快く送り出して頂いたマネージャー、そしてグループの皆さんにこの場を借りて感謝させて頂きたいです。
KINTO テクノロジーズでは、このように男性でも育児休暇を取得しやすい環境かと思います。実際に、今年だけでも他部署含め多くの男性エンジニアが育児休暇を取得しているお話を聞いています(社内に息子の同級生も多い!)。
育児休暇を取得する準備や、復帰について少しでも参考になれば幸いです。
また、下記記事では同じFACTORY開発グループ内の先輩パパの1日が紹介されていますので、そちらもぜひご覧頂ければと思います!
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