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Google で 10X Innovation Culture Program を受けた話

Cover Image for Google で 10X Innovation Culture Program を受けた話

こんにちは、人事グループのHOKAです。
(過去には人事採用グループをつくろう ~3年で社員数300人に急成長した組織の裏側~ という記事も書いていますのでそちらもぜひご覧ください)

2023年度も残り3日という2024年3月28日。
大阪、名古屋、東京で働くKINTOテクノロジーズ開発支援部メンバー40人が東京渋谷のGoogleオフィスに集まり、10X Innovation Culture Program を実施したのでそのレポートをしてみます。

10X Innovation Culture Program とは

Google 日本法人Japanが2023年9月に公開した「イノベーションを生み出す組織環境づくりのためのリーダーシップ・プログラム」です。

内容としてはオンライントレーニング、アセスメントツール、ソリューションパッケージの3つの要素で構成されており、

  1. オンライントレーニングで「Think 10X」の概要を知り
  2. アセスメントツールで自分たちの立ち位置を知り、課題を把握し
  3. ソリューションパッケージで課題解決に役立てる

と自然な流れで組織変革に役立つ考え方や知見を自分たちの組織に取り入れることができるプログラムとなっています。

きっかけ

弊社DBREのあわっちはJagu'e'rにある分科会の一つである「企業カルチャーとイノベーションを考える分科会」の運営メンバーの一人として活動しており、10X Innovation Culture Programにも強い関心を持っていました。
このプログラムが公開されたことをきっかけに、あわっちが社内の有志を集ってGoogleオフィスでこのプログラムをライトに体験してみるという企画をしていたのでそこに私が参加したのがことのはじまりです。

あまりにも楽しかったし学びが多かったので、翌日の朝会で共有したら、「それ、もっと全体でやろうよ!」というマネージャー、さらにそれを聞いた部長の「開発支援部だけなら私の判断で開催できるでしょ!」というテンションで、あれよあれよという間に開催が決定しました。

社長や副社長に承認を貰う前から「やる」ということだけは決まっているこの社風、このスピード感、嫌いじゃないです。

ここからどうやって開発支援部全体という40名を超える大きな規模で実施するか、試行錯誤が始まりました(笑)

実施までの道のり

はじめは弊社メンバーだけで実施しようと考えていたのですが、それだとどうしても開発支援部以外の部署に展開することが難しくなってしまいます。
「10X Innovation Culture」を実現するためには自分たちがそれをしっかりと理解して、そして自信を持って語れる様にならなければなりません。

そこで、今回は実際のプログラムの進め方を学び、そしてこれを今後社内に展開するために必要な「ファシリテーター」を育てることを前提とし、GoogleオフィスでGoogle社員による10X Culture Programを実施することにしました。

開発支援部内で事前にファシリテーター希望者アンケートを行ったところ、人事以外のメンバーも職種、男女問わず17人のメンバーが「ファシリテーター希望」と答えてくれました。(希望者は、ファシリテーターになるつもりで10X Culture Program に参加してもらいました。)

全体の座組が決まったところでGoogleの2名、あわっち、HOKAが主となってコンテンツの企画をスタート。2023年10月に受講した体験を活かし、よりディスカッションに集中できるよう、「動画を見ておく、アセスメント回答を実施しておく」を事前に行うことにしました。

  • 事前準備会 at オンライン

    • 6つの動画を見る
    • アセスメント回答をする
  • 10X innovation culture program at Google office

    • アセスメント結果から開発支援部の傾向を読み解く
    • ディスカッションを2つ実施する

事前準備会やってみた (3月20日)

あわっちも初めての事前準備会の準備を始めました。ところが、

  • 提供されたアセスメントツールが期待通りに動かない!
    • あわっちが力技で解決
  • 英語対応済のアセスメントがない!
    • 英語翻訳を社内のスペシャリストに依頼
  • 英語の動画がない!
    • YouTubeの翻訳ツールを活用

などなど、色んな課題が発生し、社内外の方に助けていただきました。
KINTOテクノロジーズの社員のうち、24%は外国籍です。改めて、英語対応の重要性を感じたシーンでした。

事前準備会では、あわっちがファシリテーターを担当しました。
10X Innovation Culture Program の動画を1つずつ見る→アセスメントに回答するを繰り返していきました。
事前準備会の終わりには、アセスメントツールであるLooker Studioを介してその場で結果を共有しました。開発支援部全体の傾向や、グループごとの傾向が分かり、参加者はより前のめりになっていただけました。

アセスメント結果

当日 (3月28日)

ついに3/28当日。東京、大阪、名古屋から総勢40名がGoogleオフィスに集結。普段なかなか入れないGoogleオフィスでの開催、気分は完全にお上りさん状態です(笑)

Googleオフィスに集合

当日ファシリテーションをしてくださったのはGoogleのRikaさんとKotaさん。

オープニングではそもそも10X Innovation Culture Programにある「10X」とはなんなのか、Googleの事例を交えながら説明いただきました。

実施風景
みんな真剣に聞き、メモをとっていますね。

そしていよいよディスカッションがスタート。このディスカッションでは限られた時間を最大限活かすため、事前準備のアセスメント結果の中で特に伸び代のあった「内発的動機づけ」と「リスクテイク」について5人程度のグループに分かれてそれぞれに対してディスカッションをしました。

「内発的動機づけ」では、「日々の業務にパッションを持って取り組むためには何が必要か」「社内でそれをどう実現できるか」などの視点でディスカッションを行いました。
一方の「リスクテイク」では、「新しいことにチャレンジする際の心理的ハードルを下げるには」「失敗を許容する風土をつくるにはどうすべきか」などについて意見を出し合いました。

ここで各グループをリードするのがファシリテーターの役割です。全員が適度に話せる様に、個別の内容だけにフォーカスしすぎない様に適切に発散させる様に、グループを回すことがこのカルチャーセッションのディスカッションでは求められます。

Googleから全体に提示されたワークショップを行うにあたってのAgreementは下記の内容でした。

  • 大前提
    • 学習のための機会と捉える
    • 間違えて当たり前と割り切る
  • 注意事項
    • 自分の言葉が周りに与える影響を意識する
    • 出された意見は善意に基づくものと解釈する
    • 他の人が発言した内容を口外しない
  • Let's Enjoy Google Culture!
    • ニックネームで呼び合いましょう

これらは実際にグループワークを円滑に活発に行うために非常に重要なポイントでした。

実際のディスカッションの様子はこちら

ディスカッション1

ディスカッション2

ディスカッション3

ディスカッション4

ディスカッション5

ディスカッション6

会を通じて終始非常に盛り上がり、同時に自分たちの課題、そしてそれらを改善するためにどの様なことができるのか、を学び、感じることができました。

実際のアンケート結果を共有します。

アンケート結果1

アンケート結果2

アンケート結果3

Googleのお二人より嬉しいコメントもいただきました!

  • Rikaさん

お疲れ様でした!この盛り上がりは、このスペースに入られている皆様による事前準備があったからこそなので、改めてこちらからも御礼を伝えさせてください!ワークショップでの意欲的なご参加者様から、我々も元気をいただきました💪貴社のカルチャー変革を進めていかれる姿は、他企業様にも影響を与えると思います!

  • Kotaさん

こちらこそ貴重な機会を頂きありがとうございました!皆様の熱量に圧倒されました。Kinto様のカルチャー発展が次のステージに進むきっかけになれば良いなと思います。応援しています!我々もここから更に色々な取り組みに発展していけると良いなと思っていますのでよろしくお願いいたします😃

後日談

ちょうど3月末、ということもありKINTOテクノロジーズでは目標設定の時期と重なっていました。このプログラムを受けたことで方々から「それって10Xじゃないよね?」という声が聞こえてきて、自分たちの組織がどうありたいか、一人一人がこれまで以上に真剣に考える様になったことを実感しています。

また、Googleで実践していることで有名な「20%ルール」をまずは開発支援部で導入してみようということにもなりました。これまで「Googleだからできるんだよね」というイメージがあることでなかなか踏み出せなかったこの制度も、実際に自分たちでこのプログラムを体験したことで「自分たちでもできるかも」という様にマインドの変化が生まれました。

そして、3か月後の6月末(もうすぐですね)にも開発支援部で開催が決定。今度は自分たちで運営します。
また、開発支援部以外の部門でも導入すべく、現在準備を進めています。

ファシリテーターとしての活動が期待されます。

いかがでしたでしょうか?

企業カルチャーに課題を感じている、もっと会社をよくしたい、そう感じた方はぜひ一度10X Innovation Culture Programを見てみてください。きっと良い気付きを得ることができると思います。

お知らせ

Google Cloud Next Tokyo '24 登壇決定👏👏

2024年8月2日、Google Cloud Next Tokyo '24 で 10X Innovation Culture Program 体験ワークショップの事例紹介として弊社開発支援部部長の岸と 10X を社内で推進しているあわっちが登壇します。

私たちがこの体験を通じて感じたことをありのままにお話ししますのでお時間がある方はぜひお立ち寄りください。

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