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KINTOの中古車サイト改善は日々こう進められている!

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はじめに

こんにちは。KINTOテクノロジーズ株式会社(以下、KTC)でフロントエンド開発をしている佐藤です。
この記事では私が属しているKINTO中古車サイト開発チームについて紹介させていただきます。
主に開発の進め方や体制などをお伝えできればと思います。

最近日傘デビューしました。佐藤について詳しくはこちら

KINTO中古車サイト開発チームって?

通常KINTOで契約すると新車でサブスク開始となり
その後契約終了するとその車両が返却されます。

返却された車両を中古車のKINTOとして
再びEC販売する「KINTO 中古車」のプロダクトを
開発、運用をメインとしているチームです。

「KINTO 新車」と大きく違うポイントとして、
中古車は基本的に早い物勝ちの一点物商品となりますので
日々在庫変動があるECサイトとなります。

在庫の見せ方、おすすめコーナーなど
ECサイトならではの施策や打ち出し方がやりがいの一つでもあります。

チーム内体制(2025年11月時点)

  • プロダクトマネージャー 1名
  • プロデューサー 1名
  • フロントエンドエンジニア 5名
  • バックエンドエンジニア 8名

チームの雰囲気

チームの様子
チームの様子

フロントエンド(FE)、バックエンド(BE)チーム、業務委託のパートナーさんとも
垣根なく気軽に会話コミュニケーション、意見が言い合える雰囲気です。

また中古車のビジネスチームとも距離が近く、
意見を言ったり一緒に中古車サイトを育てていこう!という気持ちで
皆同じ方向を向いていると思います。

たまに他部署の方がビジネス定例会議に参加される事があるのですが、
「非常に雰囲気の良い会議ですね」のようなありがたいお言葉を
耳にすることもあり嬉しい限りです。



チームメンバーを一部ご紹介!
中古車フロントエンドのチームメンバーが執筆した記事もありますので
ぜひこちらもチェックしてみてください!

NAKAHARA Yuki
NAKAHARA Yuki



Ren.M
Ren.M

体制

中古車サイトは様々なステークホルダーと
関わりながら運用されています。

チーム 役割 所属
中古車ビジネスチーム ビジネスオーナー 株式会社KINTO
中古車サイト開発チーム 開発全般を担当 株式会社KINTOテクノロジーズ
クリエイティブチーム ディレクションやサイトデザインを担当 株式会社KINTOテクノロジーズ
分析チーム アクセス数やCVRなどを管理 株式会社KINTOテクノロジーズ

KTCはトヨタグループ各社が展開するモビリティサービスをテクノロジーとクリエイティビティでリードするために創設されたテックカンパニーです。KINTOもトヨタモビリティサービスの一つとして、KTCが内製開発を担っています。

KINTO(KINTOの運営領域)、KTC(KINTOの開発領域)と
専門領域を分担し協業することによって強みを活かしております。

開発の進め方

中古車サイトの開発ではビジネス定例を軸としてやることを決めていき、
HCDという開発手法を元にPDCAのサイクルでECサイトをグロースハックしています。

ビジネスチームを中心とした4チームで進めており、
皆で意見を出し合いながら主体性を持って開発しております。

HCDとは

ユーザーテストの様子
ユーザーテストの様子

人間中心設計(Human Centered Designの略称)のことを指し、
ユーザーのニーズを理解し、
どうやって製品に反映させるかを中心に設計する手法となります。

中古車チームでは
具体的に実際にアンケートやユーザーテストを行い、
サイトの改善点、ユーザーの欲求などを整理して改善に繋げています。

ユーザーテストは何を思って操作しているかなど、
コミュニケーションをとりながら実施するので
予想外な気づきがあったり
開発者としても非常によい経験となっております。

進め方の例

PDCAサイクル 内容 担当チーム
Plan(計画) 分析チームのレポートやお客様の声、
ビジネスとして実現した事などを元に目標、
改善案などを設定

皆で意見出し合い、構成、デザインなどを決めていく
(fixするまで何度か繰り返す)
・中古車ビジネス
・中古車開発
・クリエイティブ
・分析
Do(実行) 開発〜リリース ・開発
Check(評価) 数値をチェック
結果の議論
・中古車ビジネス
・中古車開発
・クリエイティブ
・分析
Action(改善) 評価を元に必要であれば次の計画へ ・中古車ビジネス
・中古車開発
・クリエイティブ
・分析

ビジネス定例

ビジネス定例の様子
ビジネス定例の様子

週次ミーティングで中古車ビジネスチームと情報共有をしつつ、
改善の相談やサービス拡大の対応を検討しています。
中古車ビジネスチーム、クリエイティブチーム、分析チームがあり
ミーティングではそれぞれの立場で参加しています。

中古車ビジネスチーム北畑さんのファシリテートが私は好きで
アイスブレイクなど形式張ったコーナーはないのですが
終始とても良い雰囲気で進行してくださります。
北畑さんについてはこちら

定例はこのようなアジェンダ構成になります。

  • 各チーム共有
    • 中古車ビジネス
    • 中古車開発
    • 分析
    • クリエイティブ
  • トピックス
    • 問い合わせがあった内容をもとに改善策を皆で考える
    • やりたい事の相談
    • 施策の結果など

開発チームでの取り組み

開発に伴い、さまざまな取り組みを実施しています。
最近ではAIを使った開発や
外部サービスのFindy Team+を活用した開発プロセスの改善など
を積極的に取り入れています。

項目 詳細
AI関係 ・Devin
 ・軽微な修正や、資料作成など
・Copilot
 ・ソースコードレビュー
 ・実装の補佐
・RCA(Root Cause Analysis)
 ・AIによるクリティカルアラート原因分析
開発内部定例 ・スクラムイベント
・勉強会
・ペアプロ
開発プロセス改善 ・Findy Team+
・コードレビュー周りのプロセス改善

インタビュー

私、佐藤が関係者にインタビューしてみました。



開発FEリーダー佐藤
開発FEリーダー佐藤
「野辺さん入社して3ヶ月ほど経ちましたが中古車サイト開発チームについて感じた事などありますか?」



開発P野辺
開発P野辺
「各開発定例に参加させていただき、皆発言していて意見が言いやすい環境なんだなと特に印象的に感じました」
「そしてすぐ意見を取り入れ皆でよくしていこうという気持ちが伝わってきましたね」



開発FEリーダー佐藤
開発FEリーダー佐藤
「ありがとうございます。野辺さんからも早速ご意見いただいたり、改善の提案をたくさんいただいているので非常に感謝しています」

「BEチームの最近はいかがでしょうか?金田さん」



開発BE(リーダー)金田
開発BE(リーダー)金田
「そうですね、BEチームも生産性アップの試みや勉強会なども開催し、チームメンバーのスキル底上げをしていますね」
「最近だとドメイン駆動開発に注力しています」



開発FEリーダー佐藤
開発FEリーダー佐藤
「ありがとうございます。いつもBEチームの取り組みや成功事例などご共有していただきFEチームの改善にも参考になっております」
「FE、BE問わずチーム全体としてよりよくしていきたいですね」

「中古車ビジネスチーム北畑さんともお話ししてみましょう。中古車サイトの開発体制についていかがでしょうか?」



中古車ビジネスチーム北畑
中古車ビジネスチーム北畑
「いつもテンポよく新しい機能などがリリースされ日々改善されていく事を実感しています。まずやってみてPDCAを回すスタイルは我々にとって非常にマッチしたやり方だと感じています」
「職責や役職に関係なく、誰が何を言ってもよいのがこのチームの良いところです。ビジネス側で思いもつかなかったことを開発側が提案してくれることも多く、皆でビジネスをしている感覚です」



開発FEリーダー佐藤
開発FEリーダー佐藤
「ありがとうございます。それぞれのチームが一丸となって開発、運用ができていると私自身も感じております」
「引き続きKINTOのファンを一人でも増やしていきたいですね」

「最後にPDM水内さんに質問です。開発チームに期待していることはどんな事ですか?」



開発PDM水内
開発PDM水内
「開発だけやっていればいいわけではなく、サービスが成長することを念頭にサイトをどう改善していくかをミーティングで会話している。そのためメンバーにも発言してもらってより良いサイトにしていきたい」
「理想の働き方として、あなたの業務はこれですと決めるつもりはないので各自出来ること、気づいたことを自発的にやってもらいたいです」
「技術はやりたいことを叶えるための手段なので技術ファーストではなく、サービスファーストで開発できるメンバーであってほしいです。その観点でメンバーを採用しています」



開発FEリーダー佐藤
開発FEリーダー佐藤
「サービスファーストであり、自発的に開発できる方が理想なのですね」
「私も自社サービスを育てていくという意味で重要な視点だと思いました。ありがとうございます」

さいごに

少しでも中古車サイトの開発の進め方や雰囲気が伝われば幸いです。

また他にもチームの雰囲気や進め方などこちらでもご紹介しております!
ご興味のある方はぜひ一度読んでいただけると幸いです。
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