専門家でなくてもできたアクセシビリティを意識したSNS投稿

こんにちは、Engineering Officeの守谷(emim)です。
この記事では、KINTOテクノロジーズ Advent Calendar 2025とアクセシビリティ Advent Calendar 2025の12月2日のクロスポストとして表題の件をレポートしていきます。
普段わたしは社内で、組織の開発力を上げることをミッションにした部署(Engineering Office)でデザイン周りのことを考える傍ら、個人活動でライフワークとしているアクセシビリティの啓発活動を行っています。
そこで、想定外(?)に自発的に素敵なアクセシビリティ活動を行ってくれたスタッフがいたので、その内容と心意気について伺いました。
X(旧Twitter)ポストに誰が代替テキストを!?
まずは、以下のポストをぜひご覧ください。
ただの弊社福岡オフィスのご紹介に見えますか?
よくご覧ください、添付されている写真に、なんとも素敵な代替テキスト(alt)が付与されています。


社内のチャットに「team-accessibility」というものがあり、普段から情報共有などを行っています。しかしこのポストを行ってくれたのは、そこで前のめりで発言している方でもなかったので、わたしは仰天しました。
そんな方でも適切な代替テキストを付けてくれるとは!!!
今回お話しを伺ったのは、以下の2人です。
- 竹中さん
- 経歴:SIer企業で開発やPMを12年経験した後、銀行の内製開発でスクラムマスターを担当
現在は技術広報のマネージャーを務める - ポストをされた張本人
- 経歴:SIer企業で開発やPMを12年経験した後、銀行の内製開発でスクラムマスターを担当
- ゆかちさん
- 経歴:1社目は旅行業界、コロナ禍の打撃を受けIT業界へ
KINTOテクノロジーズではもともと経理事務を担当〜時を経て技術広報専任となり、イベント運営やSNSの発信などを担当している - アクセシビリティについて今とても関心を高めている人
- 経歴:1社目は旅行業界、コロナ禍の打撃を受けIT業界へ
(身内ですが敬称付きで統一して掲載しています。)
このポストの代替テキストについて
この4枚の投稿に付けられた代替テキスト。とあるスクリーンリーダーユーザーは「クオリティが高くて素敵ですね!とても読みやすい(聞きやすい)です」「抽象的な表現なのですが、そよ風が吹くような代替テキスト」と評してくれました。
そこで、どうして今回代替テキストを付けようと思ったか、竹中さんに聞いてみると、以下のような意見をいただきました。
―― (竹中さん)アクセシビリティは聞いたことがあったけれど、内容についてはあまり理解していませんでした。今回は、X投稿時にたまたま「ALT」と書かれたボタンが目立っていたことと、「team-accessibility」のチャットで日々アクセシビリティの情報に触れており、世間でも注目が高まっていると聞いていたので、設定しようと思いました。
普段から誰に届くともわからず伝えていたことが、こんな所でサブリミナル効果を発揮するとは!
記述方法など困らなかったか?も聞いてみました。
―― (竹中さん)記載の必要があることはわかったけれど具体がわからなかったため、直前にネット検索を行い「簡潔に、本文に書いていない内容を入れない」ことを意識しました。投稿されるまでどんな感じで入るのかわからなかった為、投稿されたものを確認して「こうなるのか」と初めてわかりました。
改めて、普段何気なく利用していると気付かない機能だということがわかりました。アクセシビリティに慣れている人だと、「ALT」と書かれたボタンを目視できたりもしますが、そこも気付かない人も居るということを意識する必要がありそうです。
「代替テキスト」を通しての気付き
「アクセシビリティを普段意識してない」人が「代替テキストをつける」世界線、とても素敵ではないですか?個人的にびっくり(ほっこり)したので「誰が付けたか社内で探し出したよ」という旨をポストしたら、結構な「いいね」をいただきました。
これらの反響があったことを、更に改めて共有をしたら感動してくれたのが、ゆかちさんです。ゆかちさんも普段は(エンジニアではないこともあり)アクセシビリティのチャットには出てこない方です。
2人にあらためて、この反響について尋ねてみました。
―― (竹中さん)話題になるんだ?とびっくりしました。代替テキストだけで反応があることに、なるほどと思いました。
―― (ゆかちさん)シンプルに「代替テキストを付けられる」ことを把握していなかったし、なおかつこれをつけることで助かる人がいるんだな、ということを初めて知りました。アクセシビリティという概念全体が今まで気にしていなかったジャンルだし、自分でもできることがあるのかなと気になりだしました。
この言葉を聞いて、ちょっとしたことでもフィードバックとして伝えると「人の行動に影響を与える」ということが明らかになったように思う回答を得られました。また、さらにこのような意見も加えてくれました。
―― (ゆかちさん)大事なことだとは思うけれど、何をしていいのかがわからないため、初心者でもわかる学習機会がもっとあるといいですね。
昨今、アクセシビリティ界隈では過去に比べ、確かに勉強会は増えてきています。それでも前提を飛ばした上級者向けになってきているのも業界課題です。
一方で、デジタル庁が10月にまとめて公開してくれた「デジタル社会推進標準ガイドライン」に、広報担当者(アクセシビリティ初心者)向けにまとめた「DS-672.1 ウェブアクセシビリティ広報向けガイドブック」などがあります。
こういった公開資料を利用して、技術広報メンバー向けの勉強会などを企画しようと考えています。きちんとデジタル庁の担当の方にも確認をしたら「いくらでも使ってください」との回答をいただきました。余裕があったら、外部の方も招待する形での勉強会などもやってみたいと考えていますので、来年の我々に乞うご期待を!
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