TURTLEデザイン分科会:コミュニティの力でデザインを進化させる

この記事は KINTOテクノロジーズ Advent Calendar 2025 の18日目の記事です🎅🎄
はじめに
KINTOテクノロジーズのクリエイティブグループ所属の福田です。Osaka Tech Labに所属しています。
トヨタグループ内コミュニティ「TURTLE」にて、2025年4月にデザイン分科会を設立しました。
アンバサダーとして分科会の勉強会企画・運営に携わったので、振り返りと今後の意気込みをまとめます。
TURTLEとは
TURTLE(Toyota cloud UseR TechnicaL alliancE)は、トヨタグループのクラウド技術に関するエンジニアが集まり、知見を共有するために設立されたコミュニティです。
「社外コミュニティでは話せないことが多く、参加しづらい」「社内にインプット・アウトプットの場がない」「同じものを複数社で開発しているのはもったいない」
こうした現場の声を背景に、トヨタグループとしてエンジニアのコミュニティをみんなで作ろうという想いから誕生しました。
なぜデザイン分科会なのか
近年、ビジネスにおけるデザインの重要性は急速に高まっています。
デザインは単なる見た目の美しさを超え、ユーザー体験やブランド構築、サービスの使いやすさにまで影響を及ぼし、企業活動の前線に立つ存在となっています。
しかし、私が所属するクリエイティブグループでは、トヨタグループ内でデザインに関する知見やノウハウを共有できる場がほとんどありませんでした。
特に、デザインに関連する事例や成果物には社内専用の情報が多く、社外コミュニティでは安心して話すことが難しい状況もありました。
こうした背景から、Osaka Tech Labに所属し、TURTLEの他分科会で企画・運営を担っているアンバサダーに相談しました。
その結果、グループ横断でデザイン領域の知見を共有できる場の必要性を再認識し、TURTLE事務局に相談した後、2025年4月に『デザイン分科会』が正式承認されました。
分科会設立までの流れ
- 2025年2月
TURTLE総会で設立準備中の案内
デザイン分科会の勉強会企画・運営を共に担うアンバサダー募集開始 - 2025年3月
デザイン分科会アンバサダーのキックオフMTG開催
分科会設立申請 - 2025年4月
デザイン分科会設立が事務局にて正式承認

2025年2月のTURTLE総会での案内時の写真です。この開設準備発表がきっかけでトヨタグループ他社のアンバサダーの仲間を集めることができました。
活動実績(2025年4月~9月)
設立当初、デザイン分科会には2社から6名のアンバサダーが参加し、隔週で定例会を開きながら情報共有と関係構築に努めてきました。
勉強会開催
半年間でオンライン勉強会を2回実施し、質疑応答や投票など参加型コンテンツを簡単に作成できるインタラクションツール「slido」や、チームでのアイデア出しや共同作業をスムーズに行えるオンラインホワイトボードツール「FigJam」を活用することで、オンラインでも双方向のコミュニケーションを重視した勉強会を実現しています。
- 第1回:「コーポレートサイトのリニューアル」
コンセプトの重要性やデザインプロセスを共有 - 第2回:「デザインシステム導入とFigma運用の最適化」
実践的なツール活用法を紹介
まとめ
2025年12月時点で、デザイン分科会の参加企業数は30社、参加者数は179名に達しています。
明日(2025年12月19日)には第3回勉強会「UX入門勉強会」の開催も予定しています。
現在、アンバサダーの構成は2社7名による運営です。
今後もグループ全体でデザインに関する知見やノウハウを共有し、新たなグループ会社からのアンバサダーの仲間集めにも取り組み、学びの多い場を目指します。
デザイン分科会は「デザインをビジネスの前線に」というビジョンのもと、トヨタグループ全体でのデザイナー同士の知見共有を加速させ、より良いユーザー体験の創出を目指して活動を続けていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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