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愛を込めて、キャラクター開発ストーリーPART2

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はじめに

クリエイティブ室の杉本です。
今回は、オリジナルマスコットキャラクターができるまでの第二弾をお届けします。
第一弾は、キャラクター欲しいよねーという声を受けて形になるまででした。

1.全社員を巻き込みながら進めてきた道筋と、2.人気を集めたものを単純に開発するのではなく、ある程度、マスコットキャラクタープロジェクト(以下PJ)のメンバーが、KINTOのビジョンやブランドパーソナリティから選択の軸を決め、今後の展開とブランディングを含めて方向性を決めていったこと 3.社員の有志から集まったキャラクターアイデアから全社員にアンケートをとり、KINTOの社名の由来でもある“雲”をモチーフにしたアイデアに人気が集まったことをお話させていただきました。

direction

具体的には、下記のキャラクターに人気が集まりました。左は、形を自由自在に変えられるという点に人気が集まり、右は雲をクルマ化?!させたところがチャームポイント。ちなみに、両方ともクリエイティブ室から選抜されたことは、マネージャーとして、ほっとひと安心。

character1

こちらの2案に人気が集まりました。

雲モチーフに命を吹き込んでいく

1. インハウスでも、つくるべきではない制作物もある!

上記の2案を元に、次はイラスト化です。
時々、デザイナーは写真も撮影できて、動画制作もでき、イラストまで描けちゃうと思っていらっしゃる方がいます。
「外注費がないので、内製でできないですかね。」「AIでちゃちゃっと作れないですかね?」など、など色々と聞こえてきますが。。
社内デザイナーの中でも、もちろん、イラストが上手なメンバーはいます。ただ、餅は餅屋メソッド(「お餅はお餅屋さんでついたものがいちばん美味しいのだから、その分野のことはその道の専門家に任せたほうがうまくいく」という例え)が、ここは大事。キャラクターの命ですから!
上手に描くイラストと、命を吹き込むイラストは違います。やはり、イラストレーターやキャラクター制作に特化したクリエイターにお願いするのが、同じクリエイター同士へのリスペクトだと考えます。内製でできない、するべきではない制作物の例であるといえるでしょう。

2. ならどうする?イラストを外注

制作予算がある中でしたが、幸い、PJに入っているビジネス側の担当者は、「デザイナーだからイラストも描けるだろう」といった考えではなく、クリエイティブを尊重してくれるメンバーが揃っていたので、制作費をつくるべく尽力してくれました。外注先は、企業や商品、または地域などのブランディング及び企画デザインなどを得意とするクリエイティブカンパニー「Steve* inc.」さんに依頼することに。
PJが大切にしたいキャラクターへの想いに寄り添いながら、キャラクターにどんどん命を吹き込んでくれる物語をいっしょにつくっていってくれました。

私たちクリエイティブ室が「Steve* inc.」さんに注文させていただいたのは、例えばグッズをつくった際にも、大人でも持ちたくなるようなキャラクター。かわいい、愛くるしい、それだけではない大人が納得できるトーンにこだわり依頼しました。

そのこだわりをもとに、雲のモチーフキャラクターの案を3案つくってもらいました。A案「謎の生物K」B案「はぐれぐも」C案「くもりす」。彼らは全て、どこか俯瞰してるようでいて、少しかまってちゃんを感じる表情は、さすが「Steve* inc.」さん!PJメンバー全員、プレゼンをわくわくしながら聞かせてもらいました。次に、全社員にそれぞれの案の良いと思う点と懸念点を挙げてもらうアンケートを実施。アンケートを行うことで、多角的な視点で審査することで、かわいい!好き!それだけではないキャラクターの課題感が見えてきました。

survey

そして、アンケートの結果、A案「謎の生き物K」に決定!

「謎の生き物K」って笑 これが名前?!

このインパクトのあるネーミングを活かし、このまま名前や存在に「謎」感を残したプロモーションで進めていくのが面白いのでは?!ということで、マーケティングやSNS担当者とのミーティングも盛り上がりました。

baseidea1
baseidea

さあ、フォルムが決まったので、次はブラッシュアップしてもらいます。さらに、「謎の生き物K」は、読みやすさと身近さを感じてもらえるよう、生き物をひらがなにということでこちらも地味に改名し「謎のいきものK」となりました。

「謎のいきものK」の形がどんどんできあがっていく!

なんとなくとぼけた表情がグッドな「謎のいきものK」。ですが、長く愛されるようフォルムや顔立ちをブラッシュアップしていきました。

具体例:

  1. アルファベットの「K」感をもう少し出したい(ぱっと見て「K」を想起できないのではないかという意見が出ました。)
  2. もう若干、雲感を出したい(現状、ハンドソープの泡、マシュマロみたいで)
  3. 雲がモチーフなので、目とカラダのバランスを若干調整したい。(もう少し、雲が大きく見える初期のスティーブさんのイラストくらいのバランス感。)
  4. 3DのKの目の「白眼」と「雲」の違いをもう少し出したい(現状黒い部分のみが見えるので、ふちの線なのか、シャドウなのかを調整しもう少し2DのKの目のような可愛さを残したい。かつもうちょいマットな質感の方が良いかもと思いました)
  5. 3DのKのカラーをもう少しブランドカラーを入れたい(黒目部分と体の影など)

brushup

2Dイラストだけでなく、クルマの画像といっしょになったときにも、違和感がないように3Dイラストも制作することにしました。

さらに、形のモコモコはどうするか?イラストで描くぶんにはいいが、着ぐるみになったときにどう表すか、目の色はどうするか、口はないままで、かつセールストークはもちろん、何も話さないキャラクターにするか、性格や性質などを詰めていきました。

kumobii_character

そして、現在のフォルムと表情に!
kumobii

ネーミングは2023年7月からお名前募集キャンペーンを行い、全部で932投稿をいただきました。
そのなかから、PJでキャラクターを決める際の軸(ブログ1を参照)をもとに、ネーミング候補を選択。

  1. 雲のキントン
  2. くもびぃ
  3. 謎のいきものK
  4. K

お客様(サブスクKINTOの契約者)の人気投票では、「雲のキントン」と「くもびぃ」がともに人気があったものの、年代別にみるとターゲット世代の10代〜30代に「くもびぃ」がダントツ人気になったことと、社内の投票結果が1位になったことで、「くもびぃ」 に決定しました。
名前の由来として、雲=くもとモビリティが合体しているのもKINTOらしく、PJメンバーも納得。

こうして生まれた「くもびぃ」。これから会社のプロモーションに露出していく機会が増えると思います。どうぞよろしくお願いします。

ユニークな特徴の「くもびぃ」をチェックしてみてください!

▼ くもびぃストーリーはこちら ▼

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