KINTO Tech Blog
General

KINTOテクノロジーズの開発組織を強くしたい Engineering Office のご紹介

Cover Image for KINTOテクノロジーズの開発組織を強くしたい Engineering Office のご紹介

KTC の Engineering Office について

2025年1月、KINTOテクノロジーズ(以下 KTC )では新たに「Engineering Office」を設立しました。
この記事では社内周知も兼ねて Engineering Office の取り組みについて紹介します。

やりたい、やっていること

我々のシンプルな目的は「KINTO テクノロジーズの開発組織としての力を高めること」です。これを中長期で実現していけるよう、新しいケイパビリティやカルチャーを獲得するためのさまざまな働きかけをしています。

副社長直轄グループとして経営課題と常に同期し、KTC に必要な取り組みを仮説立てながら、私を含む所属メンバーがそれぞれの経験や専門性を活かして各種の横軸活動に取り組んでいるのが現状です。

スタンス、こころがけ

どこの組織でも隣の青い芝を見て、無いものばかりに目がついてしまいます。しかし新たな可能性を開くためには、これまで培ってきた強みにもしっかりと目を向けて活かすことが必要です。
「これまでの強みにこれを足したり、引いたり、変えたりすれば、もっと強くなれる」、そういう発見をしないとなかなか前には進めません。現状を正しく理解し、コンテキストを汲んだ活動をすることが重要です。

KTC は既に350名を超える規模であり、既存の業務や体制が確立されているからこそ、変化を生み出すことも容易ではありません。誰も自分たちにとっての正解なんて分からない不確実で曖昧な状況だからこそ、安易に結論を急がず本当に必要なものを見極める粘り強さも心がけたいところです。

たぶん、やらないこと

  • 事業施策、開発案件の企画立案、推進・実行
  • 開発案件のプロジェクトマネジメントおよびプログラムマネジメント
  • 採用や広報、社内活性化など

Engineering Office は開発組織としての力を高めるための企画立案、推進を行いますが、他社の同名組織の事例によくある採用、育成、評価、広報などを直接担うことはありません。今は企画を進めるなかで、要所でそれらの専任グループと協力しあっています。

活動例① 注力テーマの取り組みを加速させる企画

トヨタグループのビジネスへの貢献を示す図。中央に『ユーザーファースト』と『リリースファースト』の2つの要素があり、それぞれの関係性が矢印で示されている。左側には『AIファースト』が配置され、グループ内AI活用の推進を担うと説明。下部には『組織インテンシティ』の項目があり、トヨタグループのIT内製開発の組織文化について記載されている

現在の KTC は優れた能力をもつメンバーが集まりつつある一方で、内製開発部隊としてより高い成果を実現するためにはチームや組織としての成熟を進める必要があります。

副社長と議論を重ねる中で2025年に我々が注力して取り組むべきテーマの言語化に関わらせてもらいました。AIファーストは専任プロジェクトがあるので、Engineering Office ではそれ以外の3テーマ...

  • リリースファースト
  • ユーザーファースト
  • 組織インテンシティ

これらについて ①組織全体におけるリテラシー向上②具体事例の創出と行動変容 の2軸を念頭に、社内の有志や各グループの取り組みに対する支援を企画しています。

活動例② 開発チームのプロセス/コミュニケーション支援

メンバーの Y.Naito さんの SPI (Software Process Improvement) に関する専門知識や経験を活かしながら、社内の開発チームに対して支援活動をしています。
具体的には、チームふりかえりのファシリテーションや開発インフラ (JIRAやFindy Team+など) の運用アシスト、プロセス改善に必要なナレッジの勉強会、メンタリングなどを展開しています。

チーム一丸となって協力し合うことで個々のメンバーが単独では成し得ない成果を創出するために、コミュニケーション、ツール、プロセス、そしてエンパワーメントの向上・改善をリードしていく取り組みです。

また、個人や特定のチームに蓄積されていたノウハウや優れたプラクティスを発掘し、他のチームへ横展開することで組織内の知識を拡大・深化させ、最終的には組織全体の技術力を高める活動を推進します。

活動例③ 個人の成長と貢献が両輪で回る環境づくり

副社長から技術の会社として 「エンジニアやデザイナー等の専門職がスペシャリストとして活躍することが、ちゃんと会社への貢献につながって、それが評価されるようにしたい」 とリクエストをもらっています。議論を始めたばかりで確からしいことはまだ何も書けないのですが、このリクエストを実現していくため人事と協力して各部長らと相談を始めています。

ソフトウェア領域の開発力・技術力でグループに貢献する会社で在り続けるためには、キャリアパスの整備やチャレンジ機会を増やす等の取り組みを通して、メンバーが成長を続けられる環境を整えることが重要だと考えています。

自分たちで自分たちの仕事を面白くしていきましょう!(求人)

まだ業務を体系化できていないので表向きには求人をオープンしていませんが、自分のテーマや信念をもとに使命を開拓していくぞ!という心意気の方であればきっと楽しめると思います。
自分たちで自分たちの仕事を面白くしたり、意義のあるものにしたりしていきましょう💪

  • Requirements
    • 高い自由度を活かして、自律的に動き回れる
    • 手探りの状況でも、試行錯誤しながら前進できる
    • 不確実な状況や曖昧な課題に、結論を焦らず粘り強く向き合える
    • 周囲を巻き込みながら、行動の変容を生み出せる

もしご興味を持たれた方はオープンポジション求人や、個人的につながりのある方は各種 DM 等でお問い合わせください (・∋・)ノシ

https://hrmos.co/pages/kinto-technologies/jobs/0000127

ほかにも KINTO テクノロジーズでは、さまざまな部署・職種で一緒に働ける仲間を募集しています!
詳しくは採用情報をご覧ください

Facebook

関連記事 | Related Posts

We are hiring!

【コーポレートエンジニア】コーポレートITG/東京・名古屋・大阪

コーポレートITグループについてコーポレートITグループは生活基盤インフラ(電気・水)をイメージして、スタッフから頼られる必然の存在を目指し、エンジニアリング以外に時間を取られない環境整備​を仕組みで実現していきます。

【ソフトウェアエンジニア】業務システムG/東京

業務システムグループについてTOYOTAのクルマのサブスクリプションサービスである『 KINTO ONE 』を中心とした国内向けサービスのプロジェクト立ち上げから運用保守に至るまでの運営管理を行っています。

イベント情報

Appium Meetup Tokyo #1 - モバイルE2Eテスト/自動テスト/ソフトウェアテストについてQAエンジニアが語りまくる夜 -
Developers Summit 2025【KINTOテクノロジーズ協賛】