KTCのPdMってどんな仕事? 〜とあるPdMの一日〜

はじめに
こんにちは。KINTOテクノロジーズ株式会社(以下、KTC)でプロダクトマネージャー(以下、PdM)をしているK.Ichinoseです。
「PdMって企画を考えるだけの仕事じゃないの?」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。実際には、日々の業務は多岐にわたり、関わる人も多種多様です。
この記事では、私が担当している 「KINTO FACTORY」 のPdMとしての一日を通して、KTCのPdMのリアルな働き方をお伝えします。
読んだ後に、「PdMって面白そう!」「KTCで働くイメージが湧いた」と感じてもらえたら嬉しいです。
KTCにおけるPdMの役割とは?
一般的にPdMは、プロダクトの方向性を定め、企画から開発、リリース、改善までをリードする役割です。
KTCの場合、モビリティサービスに関するプロダクトを扱っています。
私はその中で、KINTO FACTORY(以下、FACTORY)というサービスを担当しています。
FACTORYは、TOYOTA・LEXUS純正オプションを正規販売店で「後付け」ができるアップグレードサービスです。
これにより、購入後でも最新の機能やパーツを追加でき、クルマの価値や使い勝手を高められます。
私は「プロダクトマネジメントトライアングル」でいうところの開発者寄りの領域を主に担当し、ビジネスと開発者の橋渡しを担っています。
データ分析も最近始めています。
図はPdMの役割を「ビジネス」「顧客」「開発者」の3領域で表したものです。
具体的には、企画や要求をヒアリングして要件を整理し、開発スケジュールを組み、リリースまで推進します。
さらに、KTC全社で複数プロダクトを横断する開発案件では、社内調整や他チームとの連携も重要な仕事です。
PdMの一日の流れ
ここでは、私の一日のスケジュール例をご紹介します。
(KTCはフルフレックス制ですが、私は毎日ほぼ同じ時間に始業しています。規則正しい方が集中できるタイプです)
時間 | 活動内容 |
---|---|
09:30 | 始業・メールチェック Slackやメールを確認し、今日のタスクを整理します。 「誰に確認が必要か」「今日中に決めるべきことは何か」をこのタイミングで把握します。 |
10:00 | 朝会(デイリースクラム) 開発チームと進捗や課題を共有。 小さな課題でも早めに共有することで、後の大きな遅延を防ぎます。 |
10:30 | 開発チーム内レビュー PRD(プロダクト要求文書)やDesignDoc(設計ドキュメント)、その他仕様書のレビューを行います。 |
11:00 | ビジネス担当(トヨタ or KINTO)と定例ミーティング FACTORY関連の新機能要件や仕様を確認します。 KTCからの提案や要望を伝えることもあります。 |
12:00 | 昼休憩 オフィス周辺でランチ(会社のある室町は少々お高め・・・)。 |
13:00 | 要件整理・提案資料作成 企画段階で受け取った要求を要件に落とし込み、エンジニアやデザイナーと共有できる形にまとめます。 |
15:00 | 開発案件の実現性、工数確認 エンジニアリーダーと要件をすり合わせ、実現方法や課題、必要工数を確認します。 ここで現実的なスケジュールを固めます。 |
16:00 | 社内全社PJの定例ミーティング 複数プロダクトにまたがる案件の進捗や課題、スケジュール調整を行います。 |
17:00 | データ分析 利用データを分析してユーザー傾向を把握。改善のヒントを探ります。 |
随時 | 問い合わせ対応 KTC内の仕様や設計に関する質問、運用改善、テスト改善、リリース調整などを行います。 また、KINTO/トヨタからの新機能や、運用相談など多岐にわたります。 |
KTCのPdMとして働く魅力
- モビリティ業界の未来に関われる
- クルマの価値を高めるという新しい挑戦に直接関われます。
- 様々なステークホルダーとのコミュニケーション
- トヨタ、KINTO、社内外のさまざまな立場の方と関わり、異なる視点からの意見を聞けるのは刺激的です。
- チームの雰囲気
- 役職や年齢に関係なく意見を言いやすく、議論も前向きです。
やりがい
FACTORYはまだ世の中で認知度が高くない新しいサービスです。
その分、成長の余地が大きく、方向性に関わる仕事はサービスの成長をダイレクトに感じられます。
自分が関わった機能がリリースされ、実際にユーザーが申し込みしてくれる瞬間は大きな達成感があります。
これからKTCのPdMを目指す方へ
私が思うKTCで活躍できるPdMの条件は、次の3つです。
- コミュニケーション力
- 関係者と信頼関係を築き、スムーズに情報をやり取りできる力。
- 柔軟さ
- 変化を前向きに受け入れ、改善につなげられる力。
- プロダクトへの愛着
- 担当するプロダクトを深く理解し、こだわりを持てること。
特に3つ目は、仕様や細部へのこだわり、改善アイデアの源泉になります。
愛着を持つことでチーム全体のモチベーションにも良い影響を与えられます。
おわりに
KTCのPdMは、変化の激しいモビリティ領域で、まだ新しいサービスをより良い形に育てていくやりがいのある仕事です。
この記事が、「PdMって面白そう!」と思うきっかけになれば嬉しいです。
もし興味を持っていただけたなら、ぜひ一緒にKTCで未来のモビリティをつくりましょう!
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