画像生成AIでテックブログのカバー画像を自動生成する方法

この記事は KINTOテクノロジーズ Advent Calendar 2025 の1日目の記事です🎅🎄
はじめに
QAグループのMobileチームのokapiです。
AIで画像を作成するとき、「こういう画像が欲しい!」とプロンプトで伝えたはずなのに、なぜか意図が伝わらず、何度もやり直す羽目に…。そんな経験、ありませんか?
そこで今回は、テックブログのカバー画像を「一度の生成」で作れるプロンプトを作成しました!
この考え方は、他の画像作成にも応用可能です。ぜひ活用してみてください。
使い方
使用する画像生成AI
Microsoft Copilot
※画像生成に対応した生成AIツールであれば、基本的にどれでもOKです(例:ChatGPT、DALL-E、Midjourneyなど)
プロンプトの修正箇所
プロンプトの修正箇所は、たったの4点だけ!
| 修正箇所 | 内容 |
|---|---|
| 1. 表示タイトルの設定 | 執筆したテックブログのタイトルを「表示タイトル」に貼り付ける |
| 2. スタイルの選択 | 「■スタイル」から1つ選び、残り2つを削除 |
| 3. 概要の設定 | 執筆したテックブログの内容を「■テックブログの記載内容」に貼り付ける |
| 4. 以前のカバー画像添付 | 以前使っていたカバー画像を「プロンプト」に添付 |
実際に使ったプロンプト
テックブログのカバー画像を作成してください。
添付している前回のテックブログで使用した画像と同じ形式でお願いします。
■目的
以下のブログ記事のカバー画像を作成したいです。
■表示タイトル
(ここに記事のタイトルを貼り付け)
■注意点
・日本語表現に不自然な点が入らないようにしてください。
・画像のテイストやレイアウトは前回と同様でお願いします。
・タイトルが中央または目立つ位置に配置されていること
■スタイル
(下記3つからお好きなのを選ぶ)
・テック感(技術的な雰囲気)
・AIと機械学習系(生成AIとの協働)
・モーショングラフィック風(静止画でも)
■テックブログの記載内容
(ここに記事の概要を貼り付け)
添付した以前のカバー画像
![]()
本記事で実際に作った画像
本記事では、上記3パターンのスタイルで作りました。
| スタイル | 生成された画像 |
|---|---|
| テック感(技術的な雰囲気) | ![]() |
| AIと機械学習系(生成AIとの協働) | ![]() |
| モーショングラフィック風(静止画でも) | ![]() |
プロンプト設計のポイント解説
| ポイント | 解説 |
|---|---|
| 1. 修正箇所を最小限に設定 | プロンプト内で修正が必要な箇所を「4点に絞り込む」ことで、誰でも簡単にコピペで使いやすいテンプレートとしました。 |
| 2. 参考画像の添付 | 言葉だけで「前回と同じ雰囲気で」と伝えても、AIには正確に伝わりません。実際の画像を添付することで、レイアウト・配色・フォント感などの「伝えるのが難しい曖昧な部分」を共有できます。 |
| 3. 構造化された指示 | 目的・タイトル・注意点・スタイル・内容と、情報を明確に分類することで、AIが各要素の優先度を理解しやすくなります。 |
| 4. 避けたい要素の明記 | 「日本語表現に不自然な点が入らないように」という否定形の指示を入れることで、自然な日本語を選定しやすくなります。 |
| 5. 選択肢を提示(スタイル) | AIに完全に任せるのではなく、3つのスタイルから選ぶ形式にすることで、ここを増やすだけで、カスタマイズが可能なプロンプトとなります。 |
おわらない(まだ完璧ではない)
今回のテンプレートは「タイトル・スタイル・概要・参考画像」の4点を差し替えるだけで、再現性を保ったまま量産できます。
実は課題が2つあります
一発で画像生成できたものの、よく見ると以下の2つの問題が発生していました。
課題1: 日本語の誤字
「日本語表現に不自然な点が入らないように」とプロンプトに記載しているにも関わらず、誤字が発生していました。
テック感(技術的な雰囲気):
- 「自動化化」となっている(「化」が重複)
- 「開発」が表示崩れ

AIと機械学習系(生成AIとの協働):
- 「機械学」となっている(「習」が抜けている)

課題2: ロゴの改変
参考画像のロゴを再現してほしかったのですが、生成AIによってロゴが微妙に改変されてしまいました。
一見すると同じように見えますが、よく見ると細部のデザインが変わっていることがわかります。

著作権やブランドガイドラインの観点から、ロゴの改変は避けたいところです。
改善を試みました
課題1への対応: 日本語の誤字
プロンプトの注意点(日本語表現に不自然な点が入らないように)をカスタマイズして複数パターンを試してみました。
| 試行 | 変更内容 | 結果 |
|---|---|---|
| ① | ・日本語の文字は、正しい漢字・語句を使用してください。 ・誤字脱字や意味不明な日本語が含まれないようにしてください。 ・画像内の日本語テキストは、自然で読みやすい表現にしてください。 |
変わらず - 同様の誤字が発生 |
| ② | ・日本語表現に不自然な点が入らないようにしてください。 ・作成する前に漢字は正しい漢字となっているかレビューしてから作成してください。 |
漢字自体が全部消される - テキストが表示されなくなる |
| ③ | 画像を添付の上、「左上の『自動化化』→『自動化』に修正してください」 | 修正されず - 元の誤字がそのまま残る |
課題2への対応: ロゴの改変
ロゴを正確に再現するため、以下のプロンプト調整を試しました。
追加プロンプト:ロゴを添付の上、下のロゴは全く同じとしたいので、添付している(rogo.png)を貼り付けて使ってください。
を追加した結果、本物に近いロゴができますが、微妙に角度や太さが異なりました。
おわりに
画像作成自体は一発でできるものの、以下の2つの課題がありました:
- 日本語の漢字表現 - プロンプトだけでは完璧な制御が難しい
- ロゴの正確な再現 - AIが自動的に改変してしまう
このようなトライ&エラーを繰り返すことで、生成AIの特性や限界を理解でき、より効果的な活用方法を見つけられると感じています。
現実的な運用方法:
- 画像生成AIに「レイアウト・雰囲気・背景」の生成を任せる(画像生成AIの得意分野)
- 「ロゴ」は画像編集ツールで後から追加(人間が正確に制御)
この組み合わせで、画像生成AIの強みを活かしつつ、一定の品質も担保できると分かりました。
本テックブログカバー画像は、上記運用で手動でロゴを貼り付けて作りました。
もし「AIで生成した画像内の漢字やロゴを正確に再現できるプロンプト」をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!
今後も「おもしろいAIの活用方法」や「つまずいた課題と解決策」を見つけたら、記事を執筆していきます。
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シニアQAエンジニア(責任者候補)/Quality Engineering G/東京・大阪
「テストするQA」から「品質戦略を描くQA」へ。AIがコードを書くことが当たり前になりつつある今、品質保証のあり方そのものが問われています。





