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日本のテックカンパニーで働くということ

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こんにちは。KINTOテクノロジーズ(トヨタグループ)でサイバーセキュリティエキスパートとして働いているサジュ・マタラダンです。
このブログでは、文化の微妙な違いからプロフェッショナルとしての成長の機会まで、私が日本のIT企業で働いた経験についてお話しします。
本記事は「ダイバーシティ」をテーマにしたシリーズ記事の1つで、このシリーズではKINTOテクノロジーズにおけるさまざまなワークスタイルや考え方を掘り下げています。

日本での経験

日本企業の技術革新については、その魅力的な立地と最先端かつハイエンドなテクノロジー環境から、常に注目をしてきました。
26年間のキャリアのうち日本で暮らしたのは15年で、その間別の国に滞在したり、グローバルプロジェクトに関わったりしました。ありがたいことに、日本を代表する企業のIT環境の管理や最新のテクノロジーへの変革に関われました。KINTOテクノロジーズに入社する前は、世界第3位の日系アパレル企業で6年間ITセキュリティ部門に勤務し、それ以前は、アジア最大の日系製薬企業をはじめ、国内外の大企業のITアウトソーシング案件に携わってきました。

文化的なつながり

私の経験から見て、日本のテクノロジーは変革期にあります。日本企業は以前よりもさらにグローバルな視野で事業展開を進めており、多様なグローバル人材を採用する動きが活発です。中でもテックカンパニーでは世界に通用するレベルとなるため、グローバルな働き方とプロセスが採用され、チームワークや連携、組織の共通目標への貢献が重視されています。KINTOテクノロジーズも決して遅れを取っておらず、100%トヨタ所有の企業として、「トヨタウェイ文化」の中でうまく機能し、社員が地域を越えて連携できるようなグローバルな環境を提供しています。世界をより良いものにするため、モビリティの未来を創造しています。

求められる言語能力

グローバル人材が日本で働くために、言語は常に障壁です。テックカンパニーでは英語が広く使われるようになってきていますが、基本的な日本語が理解できることは武器となりえます。KINTOテクノロジーズでは、日々の業務で英語を使うことは特に大きな課題はありません。異なる国から多様なチームメンバーが集まっているため、日本語に加えて英語も共通言語として使えるようになりました。

チャレンジ

私の経験から、日本の文化として「悪いことは起きない」という考え方があり、「信頼」が非常に重要なものとして位置づけられるため、一般的にサイバーセキュリティに対する意識が低いと感じています。しかし、不正アクセスやデータハッキング、マネーロンダリングなどがインターネット上で蔓延している昨今、脅威に国境はありません。この点で、日本企業はあまりにも脆弱に見えます。サイバーセキュリティの専門家として、企業の重要なアプリケーション、インフラ、データ、およびサービスへのインターネットからの安全なアクセスを確実に保護するセキュリティコントロールとフレームワークを構築することは、大きな挑戦です。「Mobility as a Service(MaaS)」の新しい技術要件や関連するeコマース取引、顧客と社員によるオンラインサービスの利用が増えてくると、特にこれを実感します。
下図のようなセキュリティフレームワークを構築し、エンドツーエンドでデータとそのアクセスの安全に保護するためには、複雑であらゆる方面を考慮したアプローチが求められます。そのような難しい目標であっても、KINTOテクノロジーズではテックに精通した社員やサポートしてくれる経営陣がいるので、比較的スムーズに対応できています。それに加え、MaaSのIT環境にさまざまなレベルで携われることをとても嬉しく思っています。

テクノロジー環境

私自身の経験では、日本のIT企業では少し古くて時代遅れの技術を使い、アップグレードが遅れている印象がありました。一方で、KINTOテクノロジーズでは最新のクラウド技術やツールがすべて導入されています。KINTOテクノロジーズでは、AIからその他最先端のソフトウェア開発まで、幅広い分野で社員が持つ興味や情熱をキャリアと繋げるためのさまざまな機会を提供しています。また、懇親会などのネットワーキングイベントや、業界カンファレンスへの参加を通じて、同じ界隈の知見者と繋がり、最新のトレンドを把握する機会も多くあります。

職能開発

管理職であれ技術職であれ、日本のテックカンパニーではプロフェッショナルとしての成長の機会が十分に与えられています。ありがたいことに、私の経験上これまでの企業でもそのような素晴らしい機会を得られてきました。KINTOテクノロジーズでは、グローバルな業界水準と同じレベルにあります。マネジメント層は、社員がカンファレンスに出席してトップクラスの知見者と交流したり、学習曲線を最大化してスキルを向上させ、キャリアを積むことを奨励しています。

ワークライフバランス

これまでの会社でも、現在のKINTOテクノロジーズでも、健全なワークライフバランスを維持することの大切さと、それが日本の倫理観の基礎であることについて、人事から説明がありました。近年ではさまざまな企業が社員の健康を重視するようになり、フレックスタイム制やリモートワーク、ウェルネスプログラムなどを提供するようになっています。仕事とプライベートのバランスを取ることは、奨励されるだけでなく、豊かで有能なチームメンバーの証とされます。

さいごに

KINTOテクノロジーズをはじめとする日本のテックカンパニーで働くことは、プロフェッショナルとしての成長と技術革新に満ちたエキサイティングな旅になると思います。日本が製造業とハイエンドテクノロジーの世界的なテック大国である限り、日本のテックカンパニーで働くということは、日本文化の美しさと結びついたテクノロジーの未来へのチャンスに溢れたキャリアの転機となりえるでしょう。気になる方はぜひチャレンジしてみてください!

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