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KINTO Tech Blog

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Event

Claude Community Event「Claude Managed Agents Workshop」にOsaka Tech Labを会場提供しました

Claude Community Event「Claude Managed Agents Workshop」にOsaka Tech Labを会場提供しました cover

この記事でわかること

  • 2026年7月31日、KINTOテクノロジーズ(以下、KTC)のOsaka Tech Lab JCTを会場として、Anthropic公認のコミュニティイベント「Claude Managed Agents Workshop」が開催され、約30名が参加しました。主催はClaude Community Ambassadorであり、KTC社員でもある森田さんです。
  • Claude Managed Agentsは、エージェントを動かすための土台(実行制御・サンドボックス・履歴やファイルの保持)をAnthropic側が用意してくれるサービスです。利用者はエージェントの設定とメッセージの送信に集中できます。
  • ワークショップの教材は誰でも参照できる形で公開されています。イベントに参加していなくても、同じ手順でエージェントを作って動かせます。
  • ハンズオンで唯一つまずいたのはClaude側ではなく、外部サービスであるJina AIのAPIキーでした。キーに無料トークンが残っているとは限らないので、教材を試す前に残トークンを確認しておくと足を止めずに進められます。

はじめに

こんにちは、KINTO開発部でフロントエンドエンジニアをしている齋藤です。普段はKINTOのシミュレーションや申し込み、マイページの開発を担当しています。

2026年7月31日(金)、KTCのOsaka Tech Labを会場として、Claude Community Event「Claude Managed Agents Workshop」 が開催されました。私は会場提供・運営サポートを担当しつつ、参加者としてハンズオンにも取り組みました。

本記事は、その開催報告です。

KINTOテクノロジーズOsaka Tech Labのエントランスと、Claude Managed Agents Workshop Osakaの案内ボード
当日のエントランスの様子

開催したイベントの概要

項目 内容
イベント名 Osaka | Claude Managed Agents Workshop(Claude Community Event)
開催日 2026年7月31日(金)18:30〜21:05
会場 KINTOテクノロジーズ Osaka Tech Lab JCT(大阪市北区梅田3-1-3 ノースゲートビルディング20階)
主催 森田さん(Claude Community Ambassador)
会場提供 KINTOテクノロジーズ
参加者 約30名

タイムテーブルは次のとおりです。

時間 内容
18:30〜19:00 受付・交流
19:00〜19:10 オープニング・会場説明
19:10〜19:30 Claude Managed Agentsの解説
19:30〜20:45 ハンズオン(個人ペース)
20:45〜21:00 ネットワーキング
21:00〜21:05 クロージング

会場提供の経緯

主催の森田さんAnthropicから認定されたClaude Community Ambassadorであり、同時にKTCのPrincipal Generative AI Engineerでもあります。社内向けのAIエージェント構築ワークショップを開催した話は、こちらの記事で紹介されています。

今回のイベントは、その森田さんが場所貸しイベントとして社内で起案し、運営協力者の募集がかかったところに私が手を挙げた、という流れで実現しました。

会場:Osaka Tech Lab JCT

Osaka Tech Labは、東京・名古屋に次ぐKTCの第3の拠点です。2022年に心斎橋で開設され、2025年夏にJR大阪駅直結のノースゲートビルディングへ移転しました。「集GO!発SHIN!CO-LAB」というコンセプトを掲げていて、会議室にGARAGEやPIT、モータープールといった車にちなんだ名前が付いていたり、執務室の床がレーシングラインを模した遊び心のあるデザインになっていたりします。

今回使用したOsaka Tech Lab JCTは、その20階にあるイベントスペースです。40名ほどを収容できる広さで、今回の参加者は約30名でした。JR大阪駅直結という立地なので、金曜夜のイベントでもアクセスしやすい会場です。

アクセス方法はKINTOテクノロジーズOsaka Tech Labにご来場のかたへで写真つきで案内しています。

当日の様子

当日は、Anthropicでコミュニティ活動を担当されている辻さんにもご来場いただき、会の冒頭にご挨拶をいただきました。大阪でのアンバサダー主催イベントは今回が初めてであること、今後も関西でコミュニティを盛り上げていきたいというお話をされていました。

続く30分は、森田さんによるClaude Managed Agentsの解説パートです。

スクリーンにワークショップ教材を投影して解説する様子
解説パートの様子。スクリーンに投影されているのが当日使用した教材です

その後はハンズオンに移ります。各自のペースで進める形式だったので、全員が黙々とキーボードを叩いている時間と、手が止まった人が周りに聞いて質問が飛び交う時間が、交互に訪れていました。

各テーブルにはお菓子が用意されていて、つまみながらハンズオンを進められました。

参加者がそれぞれのノートPCでハンズオンに取り組んでいる
ハンズオン中の会場。各自のペースで進めます

もくもくと作業が進むなか、森田さんが会場を回って、困っている人がいないか声をかけてサポートに入る場面もありました。手を挙げれば主催者が直接見に来てくれるという体制だったので、普段Claude Codeを使っていない人でも安心して参加できるイベントだったと思います。

参加者のノートPCをのぞき込んでサポートしている様子
サポートに入る森田さん

参加者の年齢層は幅広く、学生の方も参加されていました。

別アングルから見た会場の様子
Osaka Tech Lab JCTは40名ほどを収容できます

参加者には、Claude Managed Agentsを試すための$50相当のAPIクレジットが配布されました。

さらに辻さんからは、Anthropic公式のノベルティも提供していただきました。

オレンジ色のぬいぐるみがテーブルに並べられている
Claude Codeのマスコットキャラクター「Clawd」のぬいぐるみ。サングラス姿と、白衣にフラスコを持った科学者姿の2種類がありました

箱に入ったM5Stack Cardputer ADV
M5Stack Cardputer ADV

数に限りのあるノベルティは希望者が用意された数を上回ったため、じゃんけん大会でもらえる人を決めました。会場が一番盛り上がった瞬間だったかもしれません。

参加者が一斉に手を挙げてじゃんけんをしている
じゃんけん大会の様子

参加者全員での集合写真
最後に参加者の皆さんと。手にしているのがClawdのぬいぐるみです

Claude Managed Agentsとは

ここで、当日のテーマだったClaude Managed Agentsについて、私が理解した範囲で整理しておきます。

AIエージェントを自分でゼロから作ろうとすると、アプリケーション側で用意しなければならないものが意外と多くあります。モデルを呼んでツールを実行し、その結果をまたモデルに渡す、という繰り返しの制御。ツールを安全に動かすための実行環境。途中で生成されたファイルや会話履歴の保持。Claude Managed Agentsは、この土台をAnthropic側がまるごと用意してくれるサービスです。利用者が用意するのは「どんなエージェントにするか」という設定と、「何をしてほしいか」というメッセージだけになります。

Messages APIとの棲み分けは、公式ドキュメントではきめ細かい制御が欲しいならMessages API、数分から数時間かかる長時間実行タスクや非同期処理ならClaude Managed Agentsという整理になっています。

登場する概念は4つです。

概念 何を指すか
エージェント 使うモデル、システムプロンプト、ツール、MCPサーバー、スキルをまとめた設定。一度作ればIDでセッションから参照できる
環境 エージェントを走らせる場所。Anthropic側のクラウドサンドボックスと、自分たちで管理するインフラ上で動かすセルフホスト型が選べる
セッション 環境の中で実際に動いているエージェントの実体。タスクを実行して成果物を残す
イベント アプリケーションとエージェントのあいだで交換されるメッセージ。ユーザーの指示、ツールの実行結果、ステータス更新などが該当し、レスポンスはSSEでストリーミングされる

ハンズオンも「エージェントを作る → 環境を作る → セッションを起動する → メッセージを送る」という順番をそのままたどる構成になっていたので、この4つの関係は手を動かしているうちに自然と頭に入りました。

サンドボックスの中では、bash、ファイルの読み書き・編集、glob・grep、Web検索・取得といったツールが最初から使えます。ここにMCPサーバーを繋げば外部サービスのツールも呼び出せる、という組み立てです。

料金は次の2軸です。

  • セッションのなかでモデルが使ったトークンぶんの、通常のAPI料金(プロンプトキャッシングの乗数も同じように適用されます)
  • セッションランタイム(セッション時間あたり$0.08)

セッションランタイムはミリ秒単位で計測され、セッションがrunningのあいだだけ加算されます。次のメッセージを待っているidleの時間は加算されません。裏を返せば、エージェントを長時間放置しても待機中のコストは増えないということで、これは長時間タスク向けという位置づけと整合しています。なお、セッション内でWeb検索が走った場合は1,000検索あたり$10が別途かかります。

本記事執筆時点でClaude Managed Agentsはベータ版です。詳細は公式ドキュメント料金ページを参照してください。

ハンズオンをやってみた

私は受付を担当していたため、ハンズオンの開始が少し遅れました。さらにイベントの様子を撮影しながら進めていたので、上級には届かず中級までの到達です。

教材は初級・中級・上級の3段階構成になっていて、内容は次のようなものでした。

  • 初級:テンプレート「Deep researcher」からリサーチエージェントを作る、チャットで設定を自動生成してMicrosoft LearnのMCPサーバーを使うクイズエージェントを作る、自由演習
  • 中級:Jina AIのMCPサーバーにつながるWebリサーチエージェントを、コンソール・CLI(ant)・Python SDK の3通りで作る
  • 上級:分析レポート(スライド生成)、スケジュール実行でGitHub Pagesを毎朝更新、Gmail連携、記憶するエージェント、マルチエージェント

同じエージェントをコンソール・CLI・SDKの3通りで作らせる中級の設計が特に良くできていて、画面操作で理解した概念がそのままAPIのリソース構造に対応していることが体感できました。

そして特筆すべきは教材の完成度です。説明が丁寧で画像も豊富に用意されていて、公式が提供した教材と言われても遜色ないなと感じる内容でした。おかげでClaude Managed Agentsの部分ではまったくつまずくことなく進められました。

つまずいたのはJina AIのAPIキー

強いて挙げるなら、中級で使うJina AIのAPIキーが唯一の詰まりどころでした。私のAPIキーには無料トークンの残りがなく、Jina AIのツールを呼び出せませんでした。

中級で作るのはWeb検索するリサーチエージェントで、検索はJina AIMCPサーバー経由で実行します。この検索系のツールはAPIキーが必須です。APIキー自体はアカウント作成もクレジットカード登録もなしにトップページから取得できるのですが、そのキーに無料トークンが残っているとは限りません

イベントに参加していなくても教材を試せます

このワークショップの教材は、森田さんが作成したものが公開されています。

イベントに参加していなくても、事前準備から上級まで同じ手順をたどれます。Claude Managed Agentsを触ってみたい方には、公式ドキュメントを読み込むより先にこちらを一周するのがおすすめです。

8月にも同じ内容のワークショップが開催されます

今回のイベントは申込がキャンセル待ちまで伸び、参加できなかった方が多く出ました。そうした方に向けて、同じ内容のワークショップが8月にも開催されます

項目 内容
イベント名 Osaka | Claude Workshop
開催日 2026年8月18日(火)
会場 クラスメソッド株式会社 大阪オフィス(大阪市中央区伏見町3-6-3 三菱UFJ信託銀行大阪ビル8階)
主催 森田さん(Claude Community Events)

解説のあとハンズオンという流れは7月31日と同じ構成です。申込には承認が必要なので、詳細はイベントページを確認してください。

おわりに

Claude Managed Agentsは、エージェントの設定とメッセージの送信だけで自律エージェントを動かせるプラットフォームです。教材が公開されているので、興味を持たれた方はぜひ手を動かしてみてください。

Osaka Tech Labでは今後もイベント開催を予定しています。KINTOテクノロジーズのconnpassもあわせてチェックしていただけると嬉しいです。

参考リンク

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